こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

トウキョウソナタ

先日、トウキョウソナタを観た。我らが同級生の小泉今日子さんはついに大学生くらいの息子のいるお母さん役になってしまった・・・。
それはさておき、ストーリーはと言うと、リストラされたことを家族に内緒にする父親、いきなり軍隊に志願する長男、内緒でピアノ教室に通う次男、誰も食べてくれないドーナツを揚げる母親・・・と不協和音家族の話。不協和音と言っても家族揃って夕飯食べたりはしている。結構まともな家族?
ごはんのシーンが多いのだ。お母さん役の小泉さんはしょっ中「ゴハン食べる?」とゴハンの心配ばかりしてるところが普通の主婦ぽくて良かった。わたしら主婦はやっぱ食事のことがメインですもんね。
夜遅く帰って来ようが朝帰りしようが帰ってくる時間云々よりゴハンをうちで食べるかどうかが一大事。まあ、そんなところです。
ここんちのお父さんが父親の権威にこだわる人で印象的だったのは夕飯のとき、父親がビールをグラスに注ぎ、一口飲むまでは他の家族は箸に手をつけずじっと待っていたこと。お父さんがグラスをテーブルに置いてはじめて「いただきます」となる。まるで犬の「待て」のようだと思った。しつけとしてはいいのかもしれないけど、わたしはこのお父さんがもう少し家族に気をつかうべきだと思ってしまった。さきに「いただきます」してからビール飲めばいいのに、と。
今風の家族ってことになるのかもしれないけどリストラされて家族に言えないってやっぱ変だと思う。言えばいいのにと思ってしまう。やっぱり権威や威厳にこだわるって滑稽だ。

小泉今日子お母さんがソファに倒れ、手を上空にさしのべて「誰か私をひっぱって」とひとりつぶやくシーンが心に残る。だけど、普通は誰もひっぱってはくれないでしょうと突っ込みそうになる。
シュフはどんなときも自力で立ち上がらねばならないのが現実ってものです。
だから後半泥棒が出てくるあたりから、この映画おやおや〜?って感じでした。

それでもやっぱり家族は家に帰ってくる。やっぱり食卓って大切なんだなって思った。
ストーリーとは全く関係ないのだけど、ここのお宅の食器がみんな白なんですね。お味噌汁のお椀も漆のじゃなくて白の陶器のお椀。どうしてなんだろう?って思った。
というのは実は我が家もそうだから。
うちの場合は漆のお椀の気に入ったのがなかなかみつからなくて(いいのは高いしね)間に合わせで白の小どんぶりというかカフェオレボウルみたいな器で汁物飲んでたのがそのまま何年も過ごしてる。

いつも変なところが気になるこびとくでした。
追記・白い食器のこと気になったから検索してみたら、やっぱり全部白にすることで家庭の暖かみのなさみたいなもの表現してたようでもあります。なんだストーリーに関係あったのね・・・やっぱり映画って深いわ・・・

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