こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

新しい砥石

昨日、新しい砥石をおろした。これまでのはずいぶんすり減ってたし、角がぽろぽろと崩れてきてたから。
で、新しいので研ぐとさぞや良く切れるでしょう、と思ったら大間違い。
まだ包丁と砥石があってない・・・。
いつも粗い砥石で面を平らに直してから使っているけどやっぱり何年も使っているとまん中が減る。その砥石の形になってる包丁にはまだ新品の砥石は馴染まなかったよう。
何度か研ぎ直すことに。

修行時代、リュックの中に砥石と包丁三本とワニを入れて通ったことを思い出す。木型も1〜2足は必ず持って行ってたからリュックは相当重かった。他の道具は親方のところに置きっ放しだったけど砥石と包丁とワニだけはいつも自分とともに持ち歩いていた。

心の中でよく『包丁一〜本、晒に巻いて〜♪』と唄っていたこびとく・・・。←このあと『旅へ出るのも靴屋の修行』と替え歌が続きます


オールソール修理はもうすぐできあがります。
底をはがすとやっぱり中底はいいの使わなきゃと実感します。