こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

マチスとボナールとバス移動

葉山の美術館で開催中の「マティスとボナール展」へ出掛けた。
マティスとボナールがこんなにも交友があったとは知らなかった。お互いの絵画を買い合ったりしていたというから驚きだ。それぞれの作品にだけではなく二人の交友にも焦点をあわせた今回の展示は興味深いものだった。

油彩というとわたしは重苦しいイメージを持っていたけど地中海の光の中で描かれたこの二人のものは明るい色彩のものが多い。そしてマティスがニースに近いヴァンスに引っ越してからの切り紙絵の作品の数々は特に素晴らしいと思った。
7月27日までです。どうぞお出掛け下さい。

さて、この日のメインは美術鑑賞だったわけだが他にもお楽しみが・・・。
お昼頃に鎌倉駅で友人と待ち合わせし、最初にバスに揺られて向かった先は小坪。友人おすすめの石釜焼きpizzaのお店へ。それぞれ好みのpizzaとドリンクをオーダー。シェアしていただく。薄くて軽い生地をカリッと焼き上げたピッツァはいくらでも食べられそう。自家製アンチョビとトマトもおいしかったけどしらすブラックオリーブののったものがシンプルな塩気が程よくて「キーンと冷やした白いワインが飲みたくなるねー」というおいしさだった。ランチのあとまたバスに乗り、今度は逗子駅へ。バスを降りたらすぐにまた美術館方面に向かうバスに乗り換え。自家用車で向かえばすぐの距離もバスを乗り換えながらの移動はちょっとした旅行気分。逗子市内は循環バスもあって、対向車線のバス停もこちらのバス停もどちらも逗子駅行きがあるのが不思議でもあり・・・。
海岸回りのバスは葉山マリーナの前も通って、海岸線を一望できる。一色海岸の海の家ものぞめて夏だー!の気分が高まる。帰りは美術館から森戸海岸方面まで歩き、森戸神社前から逗子駅バスに乗車することに。
というのも以前から行ってみたいなーと思っていたカフェに立ち寄ったから。ちょうど「コーヒーの日」というコーヒー豆屋さんとのコラボカフェの日ということでおいしいコーヒーとコーヒーを使った和菓子をいただくことができた。「コーヒー水羊羹」は想像していたコーヒー色ではなかったけどコーヒー味が滲みていた。畳のお部屋に古いちゃぶ台。クーラーなしの窓からの涼風はすごく気持ちよかった。クーラー苦手のわたしにとっては暑い季節はレストランやカフェが冷房効き過ぎで寒い!と考えてしまってどこへも入る気がしなくなるので常温カフェはぜひとも覚えておきたい場所なのであった。来月はコーヒー教室に参加してみたいなー。

ということでバス移動がなかなかおもしろい一日だった。
今日はその分びっちり働きます。