こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

戻りクツ

この前お渡ししたクツが戻ってきた。
履いて歩くとくるぶしのあたりがあたるらしく、クツ擦れしてしまったとのこと。
サイドが浅いと脱げてしまいそうな気がしてどうしても市販のクツより深めにつくる傾向のあるこびとく。ときどき「くるぶしがあたる」とご指摘をいただくことがある。確か、このブログでも以前話題にのぼったはず。
対応としては中敷きの下に革を一枚しいて底上げする。今回もその方法をとることに。

しかし、この足が擦れて流血された痕跡のあるのはちょうどカカトのすべりの縫い目のところである。このスベリと裏革の合わさったところの段差とかが当たってしまったのかも・・・と悩むことになった。このスベリに切り替わるポイントがくるぶしポイントとぴったり一致してしまったのか?となるとスベリの長さに検討が必要なのかもしれない。
ベビーパウダーをはたき、段差をなくすよう平らにたたいてみた。 

今度はあたりませんようにと星に願いを込めてご返送した七夕の日なのであった。