こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

MBT

先日、トレラン用グッズを物色しにスポーツショップに立ち寄ったところ変わったクツをみつけた。底が舟のようにカーブしていて歩くとユラユラしそうな感じのクツ。
これはMBTという新しい考えのもと開発されたクツのようだ。
MBTとは<マサイベアフットテクノロジー>の略でマサイ族に学んだものらしい。

マサイ族の人々はめったに関節痛や腰痛に悩まされることがない。それは自然の柔らかく凸凹した地面を裸足で歩いているから。常に体のバランスを保ちながら歩行しているから。
一方、硬く平らな地面ばかりを歩いている我々はバランスをとって歩く必要がないため脚を前方に投げ出すような自然でない広い歩幅で着地し、体のあちこちに負担をかけているのだという。

それで、このMBTを履くことによって身体が自らバランスを保つ能力をもう一度トレーニングして強化しようというのである。このクツが「自然の不安定さ」、つまりは「草原の大地」をもたらすというのである。
興味のある方はサイトをご覧になってみてください。

カタログによるとカジュアル、スポーツ、プロフェッション(医療従事者、セールスマン、教師など立ち仕事や歩くことの多い職業の人たち向け)と充実したラインナップでサンダルもある。価格も3万円前後。

ちょっと試してみたい気分になった。
はじめて使用するときは立ち方、歩き方の指導を受けなくてはいけないらしい。(DVDがついているとか)少しの時間から慣らしてゆくのであるが過度に着用すると身体に痛みを感じることもあるらしい。

さて、MBTはヒット商品になるのでしょうか?
少しサンダル業務の終わりが見えてきたので、今後のクツつくりについても考えたりしてみたりしているところ・・・。









そしてこちらは箱があればとにかく入ってみたりしているところ・・・。