こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

風に舞いあがるビニールシート

あっという間に過ぎた三連休。スーパーママチャリグランプリから帰ってきてすぐに爆睡。翌日はとにかく後片付け。大量のぐっしょり濡れたものたちのお洗濯やキャンプ用薪ストーブなどのお掃除に明け暮れる。なんかすべてのものが薪くさく(スモークされた香り)なってしまっている。
合間を縫うようにおしごとしたりランニングしたり、新年会に出掛けたり。
そして一冊の本も読み終えた。

森絵都さんの『風に舞いあがるビニールシート』である。表題作は直木賞受賞の短編集。森絵都さんって「児童文学の人」と思っていたので初めてこの人の作品を読んで驚いた。どのお話もかなりの数の資料に基づいて練られたものである。表題作もそうであるがわたしは仏像についてのストーリー(『鐘の音』という作品)が特に印象的だった。そしてこのお話は読者にも仏像の知識があればもっと楽しめる気がする。
それと歴史の知識も。奈良時代鎌倉時代のことなど。

読書はこうやってさらなる知識の探究心を芽生えさせてくれるもの。

この『風に舞いあがるビニールシート』はとても素敵なタイトルだなぁと思う。『熱いトタン屋根の上の猫』を思い出してしまったけど。


連休中は寒さのため買い物にも行かず。
BBQの残りのソーセージでお夕飯。
平野由季子さんレシピのシュークルートがおいしい!