こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

リフレ検定

昨日は浅草で某靴学校のリフレクソロジーの検定試験があり、検定員として参加させていただいた。
靴つくりを学ぶだけではなくシューフィッターの資格をとったり、リフレクソロジストの認定書がもらえたり、うらやましいくらいの環境なのである。細胞学の講義もあわせて行われており、勉強になった。多分、今学生の人たちはそういう自分たちの恵まれた学習環境についていかに恵まれているかと考えることもなく与えられた課題や授業をこなすのに精一杯なのだろうとは思うけど、わたしにはとことんうらやましいのである。

そして肝心のリフレの方は午前中行われていた実技の練習を見た限りでは個々の手技には差があり、検定本番ではどうなるかと少々心配にもなっていたのだが、いざ検定に臨むとなかなかどうしてキチンとこなす若者たちなのだった。
ざっくり言うと「フリースタイル」なのが面白い。

リフレは反射区や手順を覚えるのが大変でそちらに気をとられがちなのだが、反射区はツボと違って点ではなく領域(面)なので神経質なる必要はそんなにないとわたしは思う。それより大事なのは『心地いいことをして思考をポジティブに保つ』ことなのであり、施術される人への思いやりが一番大切なのではと考える。なのでぎこちないながらもていねいに思いやりを持って施術する彼らの姿を好ましく思った。
ちょっと採点が甘くなってしまったかも。

将来、靴の仕事に従事することになったとき、他人の足を触った経験はきっと役に立つと思う。これからも頑張ってくださいね。わたしも頑張ります。

そうそう、浅草寺で猿回しをみかけました。材料の仕入れのときはこの辺りから通りを1〜2本隔てたすぐ近くにいるのに仲見世通りを通ったりすることもなかったのです。浅草って、こんな国際的にもバリバリの観光地だったんだーと初めて知った日でもありました。