こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ウグイスの巣

林道を歩いていたらなんと珍しい事にウグイスが姿を現した。ウグイスって声は聞こえても暗い薮の中にいてその姿をみることがほとんどない鳥なのだ。珍しいねぇと皆で首をひねっていたのだが「もしかしたら近くに巣があるのかも」ということになり草むらをかき分けてみると・・・。

あったー!

も少しクローズアップするとちなみにもうすでに子育ては終わっている。巣の中は空っぽ。もし、ヒナがいて子育て中なら私たちは急いでその場を立ち去らなくてはいけない。
しかし、何でこんな林道のすぐ脇に巣なんて作るの?と疑問に思っていたら、案内人Sさんが教えてくれた。人間の通るところはヘビなど天敵も通らないのでかえって安全だとウグイスも学習したのだそうだ。そしておバカな人間はそこに巣があることなどほとんど気がつかないから安心なんだそう。たしかにねー。これは気がつかないわ・・・。見つけるのはバードウォッチャーくらい。完全に人間はバカにされてます。そういえばツバメもそうですね。人間のいるところはカラスなどにも襲われないとわかって人家に巣をつくる。
鳥も生きてゆくためにいろんな知恵をつけているのだなあと感じたひとときだった。

さらに林道を歩いているとシカの横切ったあとの道(つまりケモノ道)をみつけ、よく地面をみると足跡もくっきりついていた。バードウォッチングだけでなくアニマルトラッキングの楽しみもある森歩きだった。





でもってこれがシカが食べたあと
かなりの食欲。