こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

飛騨の匠

高山と言えば古い町並みのそぞろ歩きが定番中の定番だが今回はその町並みを少しはずれて飛騨国分寺の三重の塔に注目してみた。今から1200年前に聖武天皇が国の平安を願って建立したものだが、火災にあったり風に倒されたりして何度か再建されている。現在のものは1791年から31年かかって再建されたものだという。5000人以上の匠の手によるものだという。
近づいてよくみるとその技術のすごさに圧倒される。
細かい板が緻密に並べられているのを見る事が出来る。

その正確な仕事に息をのむ。

今回、飛騨家具のショールームを何軒かじっくり見て歩いた。角がピシッと揃った仕事はこんな飛騨の建築に由来するものだろう。靴職人ではなく家具職人になりたくなってしまったこびとくだった。とはいえ、こういう緻密な仕事はわたしには向かないなとすぐに思い直す。
でもやっぱカッコイイ。


古い町並みが美しいのも建物がピシッと決まっているからだな。