こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

2本ミシン

2本ミシン(ダブルステッチ)を駆使した靴を作っている。2本のステッチの間は1ミリあるかないかぐらい。2本のステッチは決して交わってはいけない。どこまでも並行に続くのだ。
特にモカのところは慎重に縫う。

こういう慎重な繊細な作業は苦手だけどそれでも少しはマシになってきた。あまり慎重になりすぎるとかえって良くない。こういうのはリズムに乗って一気に行った方が上手くゆく。
少し曲がるくらいはまだ良くて、最悪なのは2本目のミシンが1本目の穴に落ちてしまうこと。2本のステッチが重なってしまったらアウトだ。
ダブルステッチ専用のミシン(針が2本で同時に2本縫える。つまり2本は永遠に並行線)があれば何も悩む必要はないのだけどね。
この靴は今週末には出来上がる予定。

まだ桜は少し先ときいてホッとした。記録的な早咲きよりは例年通りがいいに決まっている。季節はここにきて足踏み。まだまだヒーターは必要です。
ところで呑気に寝転んでいるコヤツですが一昨日の夜はベッドの下でゲロを吐いた。おまけに相方はラグの上にたっぷりのコーヒーをこぼした。おかげで昨日は朝からラグの洗濯とベッド下に潜っての床掃除。掃除機を使おうとすると全然吸い込み悪くて、掃除機の掃除から始めなければだった。
こんな風に家事にまみれながらの靴つくりの日々なのであった。
(これ以上わたしの仕事増やすな〜しかもホワイトデー的フォローはなかった…)