こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

その人のカタチ

軽井沢も八ヶ岳のことも忘れ、現実の世界に引き戻されてお仕事。せっぱ詰まっているのに足りない材料が発覚して先に進めなくなったり、クギが足の裏に刺さったりして少し落ち込む。

気を取り直して今週もがんばりましょう。
とにかくつり込むまでは長い道のりの靴つくり。(もちろんつり込み以降も長い道のりだけど)特に足型にあわせての木型の補正は時間がかかる。既成の木型を使っているのでサイズは0.5センチ刻みである。でも間のサイズが欲しいと思うことはしばしば。やはり0.25センチ刻みで木型を揃えたいです・・・。とにかく、サイズをどちらにするかは本当に悩みます。何度も思い直してはやり直しを繰り返し、ベストを探す。そのせいで作業が遅れがちになってしまうのだが、かなりしつこく悩む。
でもつり込んだ靴がその人の足のカタチだーと思える瞬間がうれしい。本当に実感できるのだ。そのカタチ。
出来上がった靴は本日発送します。今週できれば材料を調達しますのでお待たせしている分は週末に出来上がり予定です。もうちょっと待っていてくださいね。月末出来上がり予定の分はなんとか月末までにと思っています。
クギが刺さって落ち込んでいた昨晩ですがうれしいことがふたつ。ひとつは先週お送りした靴が届いたとのメール。とても気にいってくださった様子が書かれていて本当に嬉しい。

そしてもうひとつは…。お風呂に入ったあと例の剥がれた爪をエイッとひっぱったら取れましたー!一ヶ月くらいバンソーコー生活だったもので…。いやはや長い道のりでした。ばんざーい!!