こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

雪国ファッション

このスノーシーズンに金沢に滞在するのは久しぶりのことだった。なのですっかり雪に対する対応の仕方を忘れてしまっていた。いくら暖冬とはいえ、実際寒いし、ギャラリー巡りをしていた日は本格的に雪が降り始めていた。なのに短靴(もちろん、こびとく製です)にブーツカットジーンズで歩きまわっていたわたし。これは明らかに間違っている。北陸の雪はパウダースノーではなく重くびしょびしょの雪なのだ。そして道路にはこの融雪装置がフル回転。車道で解けた雪が歩道でさらにびしょびしょになってかき氷のなれの果て状態になっている。ところどころに水たまりができ、それを避けて通ることはできず、さらに通りすがりの車から思いきり解けた雪(水?)をかけられてしまう。おかげで靴もびしょびしょ、ジーンズも裾から15センチくらいはぐっしょりだ。やはりこんな水っぽい雪の日に革靴なんてありえない。防水スプレーなど何の役にも立たないのであった。チクショー!
一緒に呑みに行った友人の足元をみれば、ひとりはしっかりゴム長、もうひとりの友人は防水革らしきロングブーツだった。わたしだけびしょ濡れ・・・。あぁ・・・。気をつけてまわりを見渡してみても革靴を履いている人はいない。おばちゃんたちはセンターにファスナーのついた内側がボアのスノーブーツだ。あんなのは関東ではあまり見かけないもんな〜。そしてゴム長といってもみなさんオシャレなのを履いている。乗馬ブーツぽかったりする。ロングブーツ率はかなり高い。

翌日からは母の長靴を借りることにしたのは言う間でもない。(サイズは全くあわなかったけどさ)


足元が濡れなければどこまでも歩けるのだった。
そして上着の前を開けて着ている人がいないことにも気付く。
前ファスナーはきっちり上まであげること。これ鉄則。

ほくほく線の車窓からみえた日本海、きれいだったなぁ。