こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

名なしのこねこ

友人の売れっ子絵本作家とりごえまりちゃんが新作の絵本を送ってくれた。ずっと前に拾った子猫を題材にノンフィクションの絵本を描いているという話をしてくれ、「出版するときは教えてね」と言っていたわたしの言葉を覚えていてくれたのだ。まりちゃん、ありがとう。

今までのほのぼのとした画風とは少しだけ違っていてノンフィクションというだけあって少し写実的(?)な絵になっていた。公園で救出した片目が目やにでふさがったこねこ。獣医さんのところに連れて行き、引きとって、自分ちの二匹のロシアンブルー、ルルちゃんとポロンちゃんとお見合いさせ、うまくやっていけそうだということでようやく名前がもらえた「ニヤ」
電話で少しその顛末もきいていただけに絵本が愛おしく感じられ、夢中で読み終えた。
まりちゃんはホームレスのネコたちを救う活動のお手伝いをしている。この絵本には捨てないで、殺さないでというメッセージが溢れている。

この絵本の原画展も11月30日まで開催されています。会場のパイ焼き茶房はのんびりできるカフェです。焼き菓子もとってもおいしいです。お近くの方はぜひどうそ。こびとくも時間作って出掛けたいと思います。