こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

五日目

もちろん今日もいいお天気。しかも寒くない。自転車でGOKURAKU亭に向かうと汗ばむくらいです。
今回も靴つくりを学んでいる人たちがたくさん訪れてくださっています。土日はあまりお話しできなかったけど平日なら少しお話しができます。熱心にクツを手に取り見ているので「クツを作っている方ですか?」と声をかけると大抵アタリです。それに足元をみれば自作のクツを履いていらっしゃるので一目瞭然。学んでいる途中はホントにホントに楽しい時期なのだと思います。問題は学んだその後なんですよ〜。情熱をずっと持ち続けてくださいね。
と先輩風を吹かせてみたりもしています。

さて、リクエストにお答えしてブーツを紹介してみますね。
全てファスナー使いになっている。本当はファスナーはゴム同様途中で修理の可能性があるのでなるべく使いたくないと思っていたのだけどやっぱり着脱のことを考えると付けた方が断然いい。ふくらはぎ丈のブーツは2002年から続けているものだけど今回はやけに人気者。特に赤茶とライトブラウンのコンビのものは皆さん「いい色ねぇ〜」と言ってくださる。クロップドパンツなどとあわせるととってもいい感じになる。裏革はクチウラ(履き口のところだけ裏付き)なので筒の部分が柔らかいのがまた雰囲気をかもし出しているのだと思う。

そしてこれが苦労して作っていた内バネのバックファスナーブーツ。パープルの革でパイピングを施し、ファスナーの引き手にフリンジを付けた。
でもやっぱり内バネブーツをフィットさせるのは難しいなぁというのが正直なトコロ。これは自分で履いてみてもう少し煮詰めたいと思っている。
ブーツは奥深いです・・・。まだまだだなぁとつくづくそう思う。

今日のお堂の主役は小学生。
カードゲームに熱中する子供たち。
微笑ましくてついパチリ。