こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

NO2の便り

耳が遠くなった実家の祖母とは数年前から電話で話すことができず、文通を続けている。文通といってもいつもほとんど同じ内容(季節のあいさつとか)のハガキをたまにやりとりするだけである。
先日帰省したときに祖母が「あんまり返事が書けなくなった」というので宛名を書いたりするのが困難になってきたのかなと思い、あらかじめ、切手を貼り、わたしの宛名を書いたハガキをまとめて送ってあげた。これなら文を書いてポストに入れるだけでいい。
ついでにうちの妹や従姉妹の分(つまり孫たちね)の宛名も書いて同封した。

すると、早速返事が届く。送ってあげたハガキにいつも通りの内容が書かれている。最後にはいつものように『御主人様によろしくお伝へ下さいませ』とある。わたしも返事書かなきゃと思っていた。
そしたら翌日、二枚目のハガキが届いた。
驚いたことにハガキの左上にNO2の文字が・・・。「その弐」とかではなくNO2である。慌てて,返事を書いたのだが・・・。
それをポストに投函する間もなくNO3が届いた。「その参」ではなくしっかりNO3と書いてある。
ノン・ストップばあちゃん!
でもちゃんと数えてるし。
しかも横文字使ってるし。
そう言えば昔、『HAPPY TO YOU』という手紙を祖母からもらったこともあったっけ。

恐るべし!ばあちゃん!

今日はくるかな。NO4


ちなみにこのハガキのアイデア韓国映画「おばあちゃんの家」のパクリです。おばあちゃんと別れるときに孫が自分宛てのハガキを渡すのです。そして針山の針という針に糸を通してあげるのです。
きっと孫ができることってせいぜいそのくらい・・・。


江の島で気持ち良さそうに寝ている
ネコみつけた。いい季節ですね。