こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

鉄砲通りの靴展

茅ヶ崎にはカフェや雑貨を扱うお店なんかがいっぱい集まっている鉄砲通りと呼ばれる通りがある。その通り沿いのギャラリーに出掛けた。

毎年恒例の曽田くんの靴展だ。今回は新作が2型。
底材が木のクツがある。なんとその底材も自家製だというから驚きである。ノミで削ってフマズのふくらみなんかもちゃんとある木の底なのだ。ヌメ革は一週間揉んで柔らかくするんだそうだ。
相当に手間がかかっている。なのにカタチはシンプルというのがスゴイ。
面白いなぁと思ったのはバックベルトの長さを調節するのはなんとネジだということ。プラスドライバーでネジをはずしてベルト穴をずらして長さを調節するのだ。
もうひとつのパッチワークされたバックベルトの靴はつま先の芯は入らずソフトな履き心地。そしてバックベルトにはひっぱるための革がついている。デザインのポイントにもなるし、実際履くときに便利だしでナイスアイデアだなーと思う。
いつも靴展にうかがっては靴を履かせてもらっている。わたしのつくる靴とはタイプが違うのだけどやっぱりいいなーと思う。オトコの人が履いてもオンナの人が履いても似合うというのもいいな。


でもやっぱりうらやましがってばかりはいられない。そりゃ、こういうラフな靴はいいと思うけど、でもこびとく製のなんというかフツーの靴も必要なんだと思う。
じゃ、フツーの靴って何よ?と問われると上手く答えられないのがもどかしいけど、でもバクゼンとだけどわたしの心の中にあるフツーの靴。わかりにくい話でスイマセン。

帰りには鉄砲通りのお店をいくつかチェック。自転車で巡るのがちょうどいい。どこかでお茶をということになり前から気になっていたガレット(そば粉のクレープ)が中心メニューのアシエンダカフェに連れていってもらう。ちょっと古ぼけた感じの内装がとっても落ち着く。クーラーがついてはいたけれど窓が開け放たれていて外の風も入ってきていてそれが良かった。ガレットの種類がいっぱいあって迷ってしまったけれどくるみとキャラメルのガレットをオーダー。ちょっぴりモチッとしていておやつにぴったり。
このカフェは午前1時までの営業とかでアルコール類のメニューも豊富。茅ヶ崎の人がほんとうらやましいデス。
涼しくなってきたことだし、近いうちにまた鉄砲通りを攻めに行こうと思います。
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