こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ユウキ

伊藤遊さんの「ユウキ」を読む。
先日「ハッピーノート」を姪っ子ちゃんに贈ったら気に入ってくれたのでもう一冊くらい選んであげようと書店に行った。目に入って手にとったのがこの本。
買う前に読んでみるかと図書館で早速借りてみた。
図書館から帰ってきてすぐに読みはじめる。数ページ読んだところで思わず「あっ!」と声が出た。
なんで書店でこの本が目立つところにあったのか。
なんで図書館で司書さんに「ユウキという本を探しているのですが」と訪ねたときに「オヤッ?」という顔をされたのか。
そうだった。この本のタイトル「ユウキ」は彼の名前だった。
彼とはもちろん、今話題の斉藤佑樹投手!
そっかー、だからだったんだー。

この物語には「ユウキ」という名の子が4人もでてくる。全て転校生。ケイタが仲良くなるのはいつも「ユウキ」だ。そしてユウキはみんな転校していってしまう。
小6の男の子と女の子。こういう関係なんだね。なんかイイナって思った。転校生を転校する立場と見送る立場の両方から描いている。ちょっとネガティブな「転校」をポジティブに思えるエンディングで読後の気分がいい。
サッカーしか頭にない男の子が主人公だけど女の子にも読んで欲しいなって思えるから、この本を贈ることに決めた。
大人が読んでもいいです。いい本です。おすすめ。




妹ちゃん(小2)にはこちらを。
先日に引き続きいぬうえくんとくまざわくんシリーズ。
漢字が苦手ということなので、ここは背伸びせず全てひらがなの本を。
全部ひらがなでも読みごたえのある本を探すのには苦労しました。でも本を読むのが好きではなかったのにこの前あげた本はもう3回も読んだよーときいて叔母さんすっかり気をよくしています。