こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ハッピーノート

小学高学年向けの本を物色していたら、こんなカワイイ本をみつけた。草野たきさんの「ハッピーノート」。
主人公は小学6年の聡子。ハッピーノートというのは同じ塾に通う好きな男の子霧島くんと始めた、苦手な科目を克服するための交換日記みたいなもの。
学校ではクラスの女の子のグループごとの派閥みたいのがあって、本当のことがなかなか言えない、自分らしくいられない聡子。わたしたちのときもあったなぁ。女の子のグループ。
お昼を食べるときにも机を移動してくっつけて、みんなが揃うまで食べ始めることもできなかった。そういうのわたしはホントは苦手だった。トイレだって一人で行けたけど、なんとなくみんなと連れ立って行っていた。そうしないと仲間はずれにされるような気がしたのだ。こういう思い出みんなにもあるよね。きっと大人になってからもそういうこと、あるんじゃないかな。
物語の後半で聡子は『笑いたくないのに笑ったり、本当の気持ちとは違うことを言ったりするのも、イヤ。ビート板を使って泳げば楽だけど、それじゃ本物のスイマーになれないのと同じ。もう嘘はイヤ。私はもう、ビート板なしで泳いでみたいんだ』と本音の行動をする。
みんなと同じ行動してるばかりじゃダメなんだってこと。

小5の姪っ子ちゃんに本をプレゼントしようと思って探していたのだけど、この本に決めた。いろんな人に面白い本や良い本を紹介していただいたけど、好きなオトコの子にも本当の気持ちが言える女の子でいて欲しいからこれを贈ろうと思います。

ところで今日はホントに蒸し暑い。
今、智弁和歌山と帝京が9回の裏で12-12のすごいことになっている。
高校生の精神的弱さってあるよなー。
さて、どうなるのか?