こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

Global Cool Day

FUJI ROOK FESTIVALから戻ってきた。フジロックといえば夏の野外ライブフェスティバルとしてあまりにも有名だけど意外と知られていない試みというか活動もある。
7月28日はGlobal Cool Day。地球温暖化防止のための日なんだそうでフジロックでも様々な試みが行なわれている。延べ15万人が集まるというフジロックでは若者たちがドンチャン騒ぎしている…なんてマユをひそめる大人もいるのかもしれないけど案外そうではないのだ。ゴミの分別はかなり徹底しているし、そのゴミのリサイクルにも取り組んでいる。車椅子の人たちも移動しやすいようにとステージとステージの間の森をボードウォークでつないでいたりもする。これもボランティアの手作りなのだ。車椅子の人に限らず、誰にとってもこの森の中の道は気持ちのよいもので毎回、ここを通るのをわたしも楽しみにしている。照明にも工夫が凝らされ暗くなるとほんとにムード満点なのである。
いつもフジロックでわたしがほとんどの時間を過ごすFIELD OF HEAVENというステージのあるエリアでは新エネルギーを導入したりもしているし、出店しているお店もオーガニックフードや天然酵母のパン屋さん、ヘンプ屋さんなどeco,LOHASなニオイがするものばかり。ラブ&ピースな空気なのである。喫煙者は100%、携帯灰皿を持っているしゴミのポイ捨てなんてありえないという感じ。大勢が集まるからこそマナーは守られている。どんなに雨が激しくても危険なのでカサは禁止。それもキチンと守られている。どうですか?オトナのみなさん。意外でしょ。
アーチストの演奏中写真を撮る人もあまりいなくて、みんな純粋に音楽を楽しみに来ているという感じなのだ。激しく踊る若者もいれば、微動だにしないで聴いているおじさまもいたりもしてそれぞれに楽しんでいるんだなぁ。わたしも写真を撮るのはやめて楽しみました。


FIELD OF HEAVEN名物のキャンドル・アート
星空やこのきらめきを伝えるのは写真じゃ無理ね