こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

十日目・窓

十日目の土曜は朝から雨。静かな鎌倉です。kikaさんではボサノバが静かに流れ、カウンターに座ってぼんやりお客さん待ちのこびとくです。
こんな雨の日は訪れる人も少なく、だからこそこんな日に来ていただくのは大切な人ばかりです。
足元の悪いお天気にも関わらずこびとくサンダルで登場してくださったりもして感動の再会です。

展示会開催の一番の魅力は久しぶりの友人や以前に靴をつくった方々に再会できること。一緒におしゃべりしたり、お茶を飲んだり、食事したり。ときにはお酒を酌みかわしたり。そんなことが次への原動力となるのです。人見知りなわたしが靴を通じて誰かとこんな風につながることができるなんて夢みたいだなぁと思うのです。
委託販売も卸しもせず、お客さまと直接接することだけをかたくなに守ってきて良かったと今になってしみじみ思うのでした。



なぁんて妙に素直な気持ちになるのはkikaさんのこんな窓のせいかな?

窓の外は鎌倉宮の緑。
雨にしっとり濡れて目にやさしく、心おだやかに。


さて、本日最終日。
空も明るくなってきた。
今日は誰に会えるでしょうか・・・?