こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ミゾが深い

横浜のステッチ屋さんにダシ縫いを縫ってもらいに行った。
今回もメンズの27センチということもあって『重い木型だねぇ』と言われてしまった。職人さん曰く『プラスチックの木型だと打っててひざ痛いんじゃないの?』だって。どうなのかな?木製の木型よりクギを打つとき衝撃がくるのかなぁ。
で、今回指摘されたことがひとつ。『ミゾが深いんじゃないの?』深いというのは深さのことではなく位置のこと。
ダシ縫いを縫うところにミゾを掘るのだがそれがコバより内側にき過ぎているのではないかというのだ。このミゾは『ガリ』という自分で作った道具で幅を決め掘っているのだけど靴の中を縫う『アンズ』のときも同じガリで掘るので理屈で考えても、外側のコバを縫うダシと内側のアンズの位置が同じというのは無理があるかもなぁ。この職人さんはどちらかというとダシは外側に縫う派なんだそうだ。そうしないとダシ縫いがスクイ縫いの糸にかかってしまうからだとか。
こびとくはダシはなるべく内側派(あんまりコバが張り過ぎてるのはどうかと思うので)なので確かにオールソール修理のときにバラしてみるとダシがスクイ糸を切ってしまっていることがある。
これはスクイ縫いが外過ぎるからかなぁと思っていたのだけどどうもダシ縫いのミゾに原因があったようだ。自分でシャンクを削って作ったガリも切れなくなってきてさらに削ったりしているうちに当初より幅が大きくなってきたような気がする。ということでダシ縫い用のガリを新しく作らねばということになった。素直にアドバイスをきくこびとくなのであった。
でもサンダル作りが落ち着いてからだなぁ・・・。

出掛けたついでに横浜で大量の切手を購入。
最近は¥50切手の種類が豊富で嬉しい。
頑張って宛名書きするよ

今月のクツはコレ!