こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

化粧

靴のカカトの地面に接するところをトップリフトという。リフト(lift)とは持ち上げるとか言う意味の言葉だからカカトの積上げ(カカトって革を何枚か積んである)のことをリフトと呼び、その先端ということでトップリフトと呼ぶらしい。
日本の職人さんたちはそれを「化粧」と呼ぶ。
こびとくも日本式に化粧と呼んでいる。化粧をとめるクギのことは「化粧クギ」と呼ぶ。
画像は化粧クギを打っているところ。
このクギは一番最後に打つクギということになる。

親方に言われたこと。それは・・・
『いいか、化粧というのは何のためにする?』これはいわゆる女の人のする化粧のことですね。
『そうだ。きれいに見せるためにするんだろ?だから化粧クギは綺麗に打て。』

つまりクギとクギの間隔や化粧ゴムのセンターを的確に捕らえ、美しく打たねばならないということを教わったのだった。やんちゃな打ち方をして『何のための化粧だ』とよく叱られたものでした。

日本語っていいと思いません?靴にも化粧するんです。

化粧といえば最近気になる基礎化粧品。でっかいニキビができたりするので「大人のニキビ」対策の化粧水を使っているのだけどアンチエイジングなものを使った方が良さそうなお年頃のこびとく。
みんなはどんなの使ってるの?おすすめあったら教えてくださいね〜。

今月のすずめちゃんは若葉の色