こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

なんでもいいはダメっ

久しぶりに横浜方面に出掛けた。みつばちトートに木型入りのクツをニ足入れて、向かった先はステッチ屋さん。正しくは「靴加工所」だから加工屋さんと呼んだ方がいいのかな。今までお世話になっていたところは先日から話題にしていたように廃業となってしまったので別の所へ向かった。(合成底を手縫いするのはちょっと懲りたのでね)
「こんにちは」と戸を開けると奥の方からかき分けかき分けといった感じで職人さんが出て来る。←なんか床にも壁にもありとあらゆる物が置いてあるのだ。過去にもステッチをお願いに来ているのでこびとくのことを覚えていてくれた様子。ありがたい。
ダシ縫いをお願いするのは茶色の靴。だけど職人さん「糸は黒でいい?」ときいてくる。(実はこの前もそうだった)「茶でお願いしたいんですけど・・・」と低姿勢で頼むこびとく。機械にセットされている糸(黒)を取り替えるのが面倒なんだそうだ。その気持ちはよくわかります。わたしもミシン糸取り替えるの面倒だなぁと思うことあるもの。それにたった2足を縫うためだけにですからね。でも、茶の靴なんですよ。お願いしますよ〜。と心の中で叫んでみた。

結局、茶の糸できれいに縫ってくれました。よかった〜。
しかし、今後もこちらにお願いすることになるのだけどそのたびにこの糸問答をやらねばならないのかなぁ・・・。廃業してしまった方のステッチ屋さんはいつも「何色にする?」ときいてくださっていたのになぁ。愛が足りないですよう。
帰り道にきっとこの職人さんは「今日何食べたい?」とかきかれても「何でもいい」と答えるタイプなんだろうなと考えておかしくなった。

なんでもいいはダメっ!!です。

久しぶりに乗ったJRの中で優先席を見渡してみると・・・。
メール打ってる若い人(優先席付近では電源切りましょうって書いてあるのに)、あとは全員目つぶってるし。
全然ダメっ!!

昨夜はひとりごはん
少し残業してシャワー浴びて
パスタにワインでほろ酔い気分
ひとりってき・ら・く