こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

究極の靴

今日、図書館に予約の本を受け取りに行ったら、「究極の靴」につかまってしまった。
ご存じかも知れませんけど雑誌ラピタで「究極の靴」特集でした。
一応、手にとってページをめくってみることにした。
究極の靴って何だろう?
ラピタって40代の男性向け雑誌らしい。なのでスーツで履くような靴ばかり載っていた。
海外ブランドの他に日本のビスポークの靴を紹介されるときにいつもお見かけする方々。
ギルドの山口さんとか、リーガルの横山くんとか、ワークスオンザニーズの柳町さんなどなど。
ご活躍ですね。しかも有名です。
もうちょっと目新しい究極を期待していたのですが・・・。

さて、今日の目的はこの本なのでした。先日我が家も絹婚式だったので、そういえば・・・と予約していたのでした。阿久悠さんの「絹婚式」。
ずっと前に読んだことがあります。そのときこの絹婚式という言葉の響きがきれいだなぁと思って手に取ったのだった。でも絹婚式が結婚12年目ということを知り、まだまだだなぁと思ったことだけ覚えている。それが、あっという間にねぇ・・・。
内容は完全に忘れてしまっているのでそんなに気に入らなかったのかも。雑誌「ミセス」に連載された小説なのでメロドラマチックだったのかな。37才の妻と45才の夫、そして猫一匹・・・。
小説のはじめの方に夫の大きな靴が出てくる。物語の中で靴はよく小道具として使われる。特に脱いだ靴は。何かを象徴していたりもする。靴ってやっぱりストーリー性のあるものですね。履いている人を写す鏡?なのかな。

阿久悠さんの小説で「墨ぬり少年オペラ」というのがとってもおもしろいのでおすすめです。終戦直後の小学生が主人公。この頃に生まれてみたかったとちょっぴり思います。