こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

毛糸に恋した(ウソです)

かれこれ一ヶ月以上編んでいるセーター。なんとかこの三連休で仕上げてしまおうと必死で頑張っているところ。身頃と袖が出来上がり、襟ぐりを編んでいるところです。襟は輪になっているので4本針で編んでます。ところがなんと小さすぎて頭が入らない事が発覚!ほどいて編み直す。しかし、直したはずが今度は緩すぎとなり再びほどくことに。袖を編んでいたときもやはり手が入らなくなってしまってそで口のゴム編み部分をやり直したのだ。相次ぐ編み直し作業にドッと疲れが・・・。ちゃんとゲージもとって教本どおりに編んでいるつもりだし、時々メジャーで測っていたのになぜこんなことに・・・。やっぱり編み物って大変。まっ、ほどけば振り出しに戻れるのはいいのですけどね。



編み物気分を盛り上げるために読んでいる群ようこさんの「毛糸に恋した」
このエッセイの中には群さんが編んだ様々なセーターが出てくる。ほんとに毛糸に恋している人なんですね。まぁ、気持ちはわからないでもないけど、わたしは毛糸にゃ恋してないなぁ〜と思った。
どっちか言えば「この恋早く終わらせたい(早く完成させたいよ〜)」ってとこでしょうか。
けれども、「次はいい糸使ってマフラーにしようかな〜」と考える自分もいて、新たな恋の予感?
ここからは記事を書いた翌日です。群さんの本を読み進めるとヨーロッパに毛糸を買いに行ったときの話が出てきます。色はすごくいいのだけどウール100%じゃないんですって。必ずアクリルやレーヨンが混じっているんだそう。日本だとカシミアなんかもすぐ買えるのに向こうでは高級なのはカギのかかったショーケースの中らしくてしかも値段も驚くほど高い。日本に帰ってくると逆に安い輸入糸がいっぱいあったりして、種類も素材も豊富で、あぁ、日本はなんて物が溢れているんだろうと感じたそうです。
で、なんかこれ読んだらまた毛糸屋さんに寄りたくなったので寄ってみたらなるほどイタリアの糸や北欧の糸もいっぱいあって、いろんな色の混じり糸がほんとに豊富で確かに25%くらいはアクリルが混ざっている。でもこんなので編んだら楽しいだろうなぁ、マフラーだったらこれから編んでもこの冬まだ間に合うだろうしなぁと糸を前に悩んでしまいました。やっぱり新しい恋かしら