こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

廃物利用

靴つくりに欠かせない材料、革は丈夫な紙の筒を芯にして巻かれて送られてきます。次々と新しい革を買っているとこの芯の筒ばかりが溜まってゆくのである。長さは1メートルくらいあるので捨てるときには短く切らなくてはいけなくて結構大変。

なんたって丈夫ですから。革切り包丁で切っておりますが良い子はマネしないように。刃物は紙を切るのが一番良くなくて、切れ味が悪くなるのです。よってこれは邪道なのであるよ。

ここでタイトルの廃物利用のお話。たまたま読んでいた本の中で面白いことを発見した。耳の遠いお年寄りとお話するときにサランラップの芯を使うとよく聞こえるとのこと。糸電話の法則(?)ですね。お年寄りの耳にサランラップの芯を近付けて話すといいそうなのだ。サランラップの芯といえばまさに、この革の芯棒を切ったものと同じ。試しに自分の耳に筒を当ててTVの音をきいてみたら本当によく聞こえた。

今度、帰省するときに祖母にこれを持っていってあげようと思う。何本か用意して、近所に住む叔母などにも渡してみようかな。これ使って会話してるとこを想像すると奇妙だけどでも結構いいかもしれない。
耳の遠いおじいちゃま、おばあちゃまがいらっしゃる方いかがですか?
ダメかなぁ・・・。

今日おしの方でも廃物利用の話題に触れてますのでぜひ、どうぞ。