こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

粉塵と戦う

不安定なお天気の一日。晴れていたかと思うとザーッと雨が降り、風も台風のように強い。しかも湿度も高い。風が強いのであまり窓を開けられず、じっとりしながらの作業。
毎年8月をお休みにしているのにはいくつか理由があるのだけど、そのひとつが汗かく季節はグラインダーで削った底材の削りカス(粉塵)が体中にくっついてしまうのがとっても不快なためということがある。なので底付けは8月の終わり頃まではおあずけにしていたわけである。
靴職人と粉塵は切っても切れない仲なのである。「靴職人は長生きできない」なんて言葉がまことしやかに囁かれているのも粉塵が所以である。毎日、作業が終わったらグラインダーの中に溜まった粉塵を掃除する。一番下に引き出しがついていて、そこに溜まるようになっている。何足もやっているわけではないのに結構な量の粉塵である。こびとくも掃除は好きな方ではないが、機械の中を掃除しておかないと吸い取る力が弱くなってしまって、今度は部屋中が粉塵だらけになってしまうので、仕方なくコマメに掃除している。朝、作業前に包丁を研ぐことや、夜、こうやって機械を掃除して道具をもとの場所に納めるとかそういうことがきっと大事なことなんじゃないかなぁと最近そう思う。

まっ、そう思わなきゃやってらんないってことでもあるかな。
靴つくり仲間の皆さん、どうですか?

台風のうねりで波はいいみたいです。
期間限定で上映中のサーフィン映画、観に行きたいけど暇がなし。