こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

本と映画

滝を見にいく

紙型、製甲、底付けを分業じゃなくて、全てひとりでやっているのですが"ダシ縫い"だけステッチ屋さんにお願いしています。(自分で縫うときもあるけど)実はこれまでに取引をしていたステッチ屋さんは次々と廃業が続き、そのたびに別のステッチ屋さんを紹介…

蜩ノ記

なかなか観に行けないうちにそろそろ上映も終了になりそうということで慌てて観に行って来ました。 三連休で劇場入り口は混んでいたけどこの映画はガラガラでした(あんまりヒットしてない?) あらすじその他はこちらで→映画・蜩ノ記公式サイト 2年前に原作…

ラストラン

角野栄子さんの『ラスト ラン』読了。 タイトルからマラソンの話なのかと思ったら全く違いました。 「残された人生でやっておきたいこと」 七十四歳のイコさんの場合それは、バイクツーリングだった。 目的地は五歳で死別した母の生家。 東京から岡山まで、…

昨夜のカレー、明日のパン

名作ドラマ「すいか」ファンなら必読の一冊。 脚本家夫妻"木皿泉"さんの初の連作小説。 七年前、二十五歳という若さであっけなく亡くなってしまった一樹。 結婚からたった二年で遺されてしまったテツコと、一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフ。 ふたりの日常…

銀二貫

なんとなく観始めたドラマでした→銀二貫 大阪の商人の心意気がよかった。林遣都くんも出てたし。 感動のあまり毎回泣きました。(林遣都くんは泣きの演技がうまいです) あまりにいいので「原作、原作!!」と読み始めました。ちょうどドラマの第五話放送が…

くつやのねこ

遠方に住む友人が絵本を送ってくれました 添えられた手紙には追悼の気持ちをこめてと。 お話は「ながぐつをはいたねこ」をアレンジしたものだそうで、さっぱり売れない靴屋がでてきます。 靴屋の店主に代わって活躍するねこ。(どこかにこういう靴屋あったよ…

小さいおうち

少し前に観た映画『小さいおうち』のことを。 女中役の黒木華さん、こんな昭和顔な女優さんがいたんだなぁ・・と思っていたらベルリンで女優賞を受賞しましたね。 この映画の中では彼女が断然光ってます。当然の受賞。 小説の中のタキさんの方が家事の達人で…

猫侍

公開初日に『猫侍』を観に行きました (画像は「笑っていいとも」と「PON」出演中のもの) 白にゃん玉乃丞役はあなご、さくら、大人さくらの三匹が演じてますが 同じ白にゃんでもやっぱ全然違うんだよなぁ・・・ ゆっきんはタテに耳がピンと立ってるもの 横…

大軍師黒田官兵衛

桜田晋也『大軍師 黒田官兵衛』を読了。 映画『清須会議』では脇役だった官兵衛が今年の大河ドラマでは主役ということで、しばらくぶりに大河ドラマを観ています。その前にお勉強をと官兵衛に関する小説を読んでみました。 ちなみに大河ドラマは小説を原作に…

清須会議

『清須会議』観て来ました。 前作「ステキな金縛り」のときはガラッガラの劇場でしたが今回は大入り。 (ステキな金縛りの方が面白いのにな〜) 清須会議ってほんとにあった会議だったとは知りませんでした。 もっと日本史を真面目に勉強してれば良かった・…

man man zou

中島京子さんの『のろのろ歩け』を読む。 表表紙には『のろのろ歩け』とあり、裏表紙には『慢慢走 man man zou』とある。 中国では別れ際のあいさつに『ザイチェン(see you agein)』というのと『マンマンゾウ(take care)』が使われるらしい。勘定を終えた…

夫婦善哉

『夫婦善哉 完全版』読了。 ここのところ眠くて眠くてなかなか読み進められず・・やっとです。 少し前にNHKでドラマでやっていて、柳吉役が森山未來さん、蝶子役が尾野真千子さん。この二人が夫婦なのはしっくりこなかったけど、オノマチさんがすごく良かっ…

白い花と鳥たちの祈り

『白い花と鳥たちの祈り』読了。 中1のあさぎは母の再婚と私立中学への入学を機に新しい町に越してきた。 新しい家族にも新しい学校にも馴染めない彼女の心の拠り所は、郵便局員の中村さん。 中村さんのにこっという笑顔を見るために郵便局に通うあさぎ。 一…

鎌倉広町の森はかくて守られた

通称「広町の森」は鎌倉南西部にある約60ヘクタールの丘陵地。 その森を守る運動25年の軌跡が『鎌倉広町の森はかくて守られた』という一冊にまとめられている。 守る会の活動のことは知っていたし、数年間は年会費を払い会員となっていた。ホタルを観る会に…

ハーブ&ドロシー

『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』を観て来ました。 郵便局員と図書館司書の夫婦、ハーブ&ドロシー。ふたりはドロシーのお給料で生活し、ハーブのお給料で好きなアートを買い集めました。やがて、それらは世界でも屈指なコレクションとなり、アメ…

海の見える街

畑野智美さんの『海の見える街』読了。 市立図書館、児童館で働く20〜30代の男女4人の物語。 4人それぞれの描写がとてもいい。 中編の連作集だけど、独立しつつ、ちゃんとつながってい読みやすい。 マメルリハ(インコ)を飼っている草食系男子の本田くん。 …

言の葉の庭

『言の葉の庭』を観て来ました。 全くのノーマークの映画だったのですがお客様に「靴職人になりたい高校生がでてくるんですよ」と教えていただき俄然興味が! 予告編の中にはしっかり釣り込みのシーンもありました。これは観なくては!と出かけたのでした。 …

何者

朝井リョウ『何者』を読む。 『桐島、部活やめるってよ』を先に読んで、おもしろいっていうより上手いなぁと思っていた若き作家さん。今度は就活小説です。イマドキの就活がよくわかる。 わたしたちのときにはなかったエントリーシート。ESって略されてて、…

マーヴェリックス

雨の日曜日。公開されたばかりの『マーヴェリックス』を観に行った。 伝説の大波"マーヴェリックス"に挑む少年ジェイとそれを手ほどきするベテランサーファーフロスティの物語。 『ベスト・キッド』ぽい設定でもある。 そしてこれは実話をもとにした映画。天…

とにかく散歩いたしましょう

小川洋子さんのエッセイ集『とにかく散歩いたしましょう』を読む。 毎日新聞に月に一度掲載されていたものをまとめたもの。彼女のエッセイを読むのは初めてだった。 小説を読む限り、勝手にクールで落ち着いた才女をイメージしていたがそのイメージはいい意…

望月青果店

2013初読みは小手鞠るい著『望月青果店』でした。 初めて読む作家さん。ストーリーについても事前情報全くなし。装幀が良かったからという理由のジャケ買い。 イチゴの刺繍が表紙絵なんです。布目の紙じゃなくて布に刺した刺繍の写真がプリントされた紙? き…

借りる福袋

腰越図書館で福袋発見!! 中がどんな本なのかはおうちに帰ってからのお楽しみ 『ゆる鉄』が入ってました ゆる〜い鉄道風景写真集 腰越図書館では初の試みだそうです。 「こんな本もあるんだよ」って提案したくて福袋にしたそうです。 なるほど、福袋に入っ…

うわのそら

坂崎千春さんの『うわのそら』を30分で一気読み。 以前『片想いさん』で彼女に完全にノックアウトされたこびとくでしたが、またしても。 帯にあった言葉にもじーん。 いちばん好きな人にはまだ巡り逢えていない。 リボンもフリルもピンクの服も、わたしには…

天地明察

『天地明察』読了。映画が公開されたとき、読んでおもしろければ観に行こうなんて思っていたが読み終える頃にはすでに上映終了・・・・。観たかった。 こういう大作はチビチビ読まず一気に読まないとだめですね。 江戸時代、新しい暦をつくるストーリー。 算…

天のしずく

ドキュメンタリー映画『天のしずく』辰巳芳子"いのちのスープ"を観る。 スープ、おつゆのもの。 それがこれほどまでのものとは。 終末期医療に携わる人にむけて開いたスープ教室のシーン。 もう何も口にすることができなくなった人でもスープなら飲める。 玄…

お泊まり会

読書の秋ということで鎌倉市図書館でファンタスティック★ライブラリーというイベントが開催中です。 様々な催しの中に『ぬいぐるみのお泊まり会』というものがありました。 4歳〜小学生対象に大切にしているぬいぐるみを持ち寄り、そのぬいぐるみを図書館に…

七人の敵がいる

加納朋子著『七人の敵がいる』を読了。 実に痛快な小説でした。 バリバリ働く編集者陽子が息子陽介の学校のPTA役員に就任。 働く母にとっては負担の多いPTA。 思ったことをズバズバ言う陽子は他の人からいつも浮いてしまう。職場ではブルドーザー呼ばわりも…

雪と珊瑚と

梨木香歩さんの新作『雪と珊瑚と』を読む。 珊瑚は21歳のシングルマザー。その娘、雪はまだおすわりができるようになったばかり。 働かなくてはいけないから、雪を預かってくれるところを探していた珊瑚の目の前に現れた貼り紙には『赤ちゃん、お預かりしま…

うさぎパン

ちょっと久々のピックアップ本は『うさぎパン』 。 最近、古本屋さん、パン屋さんの出てくる本が人気のようだ。 この夏、『ビブリア古書堂』『配達あかずきん』や『真夜中のパン屋さん』なども読んだ。 特に『ビブリア古書堂』は舞台が北鎌倉ということもあ…

星の旅人たち

先日、『星の旅人たち』を観て来ました。 スペイン巡礼の旅に出て初日に嵐に巻き込まれ亡くなった息子(エミリオ・エステヴェス)のバックパックを背負い、息子の行こうとしていた道を彼の遺灰とともに歩き出した父親(マーティン・シーン、役柄だけではなく…